ネントレの話(はじめに)

我が娘、生後5ヶ月の頃から「セルフねんね」をしています。 ベッドに寝かせると、泣きもせず数分で眠りにつくんです。

 

時には夜泣きもするし、病気や刺激で困難になることもたまーにあるのですが、海外で頼る人のいないワンオペ生活では、欠かすことのできない娘の習慣の一つです。

 

ネントレは、もともとsleep trainingと言い、文字通りネンネの仕方をトレーニングするもので、よく知られるのがcry it out(泣かせっぱなし!)です。

 

ですので、「ネントレをした」とか「ネントレをする」と言うと、「赤ちゃんを泣かせるのね〜」「可哀想。いっときのことだから、頑張ってネンネに付き合ってあげなさいよ〜」というような言葉が聞こえてきます。

 

で、じゃあ「泣くのか」と聞かれれば、「いつもと違ったことをすると赤ちゃんは泣く」ので泣くし、じゃあそれが夜泣きや寝ぐずり(眠くて泣く、寝たくなくて泣く)と比べて「泣くのか」と聞かれれば「ネントレで泣くのは数日のことなので、どれほど泣いたか涙の量を量ったり、泣いた時間を合計して比べたら、きっと大して泣いていない」と答えます。

 

本来寝ているはずの時間に泣いて、余計に眠れなくなっている方が「かわいそう」なのでは?と思うほどです。

 

※育児をしていると、心無い「かわいそう」が無責任に投げかけられることがあります。必死で育児している親にはかなり辛い言葉で、私も幾度となく傷ついてきました。なのでできるだけ使いたくありませんが、ここでは「ネントレかわいそう」に対する回答として「かわいそう」を使いました。

 

話を戻して、「ネントレ」とは何か。

私たち夫婦は、「ベッドに置くと泣くことなくスヤァっと眠りについてくれる」ことを目標に、①生活習慣を見直し、②寝かしつけの方法

を変えることだと考えています。  

 

そしてそれは一度ある期間やったから成功!完了!というものではなく、赤ちゃんの成長に合わせてもそうですし、毎日時計を見ながら規則正しい生活を送る、ながーいお付き合いになるメソッド(?)です。

 

②の寝かしつけ方法(前述のcry it outしかり)ばかりが目立ってそれ自体が「ネントレ」と言われているような気がしますが、何より大事なのは①の生活習慣。割合でいうと9:1で生活習慣が大事です。

 

ですので、逆に、泣かせるなんて〜…と思って躊躇しているご家族には、ぜひまず「生活習慣」の部分に取り組んでほしいなーと思います。

 

 

生後5ヶ月、体内時計が整ったタイミングで渡欧し、時差ボケで毎日ぐずぐず、寝かしつけは毎回暗闇でスクワット400回!睡眠不足でイライラ…いやイライラどころじゃなく、疲労と眠気で気を失いそうだったあの頃、私はネントレをして、本当に救われました。今も継続していますが、赤ちゃんが自力で眠ってくれることで、育児中なかなか読めない「先の時間」が読めるようになります。

 

寝不足で辛い…けどネントレなんて…と思っているママやパパがいたら、私は背中を押したいです。